2015-10-20

10月のおおあさ自由学校も無事終了いたしました!!



今回のテーマは【住】
『自然素材ヘンプを使って気持ちいい家を作ろう』という内容で宮古島からトムクラフト代表の森本さんをお呼びして2日に渡って講座をして頂きました。

1日目は座学で麻建材の知識を勉強しました。

 麻は昔から除湿や吸湿に優れているため 、湿気の多い日本では昔から衣服だけでなく、建材として壁や屋根の藁葺きにも混ぜて使われていました。

現在では織物にしてクロス、不織布マットにして断熱材、繊維くずを麻スサ、パルプにして壁紙など様々な建築資材に活用しています。
軽くて丈夫、虫もつかない、シックハウス対策にもなるとの事でかなりの需要が期待できます。

ただ日本では材料が足りないためコストがかかってしまうそうです(>_<)

フランスやドイツでは政府から助成金が出て国が積極的に取り組んでいるとの事。

日本でももっと麻が一般的に広がっていく事で、誰もが当たり前に居心地のよいお家に住める社会になるとよいですね(^^)

そのためにも自分の国の文化や歴史、自分が生きてる星の環境問題に意識を向けていく人がもっと増えたら良いなーと思います。

おおあさ自由学校も【麻】を題材として、そんな方が少しでも増えるよう微力ながらお手伝いさせて頂きます。

そんな願いを込めて2日目は淡路島の古民家で実際に麻建材を体験してもらうワークショップを行いました。

前半は麻の断熱材を入れた床作り。
おおあさの講座か大工講座かわからないほど、床作りの基礎を丁寧に教えていただきました。
工具を楽しそうに使う姿も見られましたね(^^)
しっかり基礎ができたあとは、いよいよ断熱材を入れていきます。
長いロールを幅に合わせてカットし、はめこんでいきます。
手をかざすとほんのり暖かい‼
部屋中がこんな断熱材で敷き詰められていたら居心地よさそうですね♡

 
そして午後はヘンプクリート(コンクリートのヘンプ版)作り♪
耐火性、防音性などなど嬉しい特長がたくさん。
材料は麻チップ、石灰、砂、水。
お好みですさ、麻炭、柿渋、ラベンダーなどを混ぜてもいいそうで、手作りならではの自由度がいいですね(^^)
 





今回は囲炉裏を、版築といって突いて押し固める作り方で作っていきました。
(ちなみに万里の長城は土の版築。さらにちなみに配合を変えたヘンプクリートは断熱材にもなるそうです。)
囲いをはずすのは一週間後、完全に乾くのは一ヶ月後とのことです。
お披露目や見学できる日程が決まりましたらまたお知らせしまね。

 
 
内容盛りだくさんの2日間!

森山先生、受講して頂いた皆様お手伝いして下さった方々、美味しいカレーの提供hanautafoodsさん、ありがとうございました(o^^o)

麻建材で作る『呼吸する家』がたくさん増えますよーに☆




そして来月11月18日(水)は毎年恒例『麻積み(おうみ)』です。
昔の人がしてた手作業の凄さを体感しましょう(*^^*)
詳細はまた後日アップしますね!



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